名古屋グランパス所属の日本代表MF稲垣祥(30)は17日、明治安田生命J1リーグ第節・サンフレッチェ広島戦でフル出場した。そんな稲垣祥と元チームメイトによる試合前のやり取り、それに佐藤隆治主審の声掛けがSNSで話題を呼んでいる。
稲垣祥は2017シーズンから3年間にわたりサンフレッチェ広島でプレー。2020年に名古屋グランパスへ完全移籍すると中盤センターの主力選手として活躍。昨年3月のFIFAワールドカップ・カタール大会アジア2次予選で日本代表に初めて選出されたほか、昨季のYBCルヴァンカップ優勝に大きく貢献している。
そんな稲垣祥は古巣対戦でピッチ入場前の整列時、元チームメイトのMF野津田岳人(28)と抱擁を交わすとともに軽くビンタを張る。まわりから「イエローだ」と声が上がると、佐藤隆治主審は稲垣祥に対して「気を付けて。見ているから」と声を掛ける。またサンフレッチェ広島所属の日本代表DF佐々木翔(32)はすかさず両人差し指で長方形を作り、審判団にVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)を要求する素振りを見せた。
この試合前の一連のやり取りがツイッターで瞬く間に拡散されると、「面白い」、「楽しそうで好き」、「こういう舞台裏いいね」といった好意的なコメントが寄せられている。また佐藤隆治主審の声掛けに「コミュニケーション力抜群!」、「素晴らしい審判」と称賛の声が上がっている。
さらに稲垣祥、野津田岳人、佐々木翔いずれもヴァンフォーレ甲府でのプレー経験があることから「ヴァンフォーレばっかりだ」、「甲府と甲府と甲府じゃん」といったコメントも寄せられている。
なおこの一戦は0-0の引き分けで終了。名古屋グランパスは3試合連続引き分けで10位につけている一方、サンフレッチェ広島は首位横浜F・マリノスから8ポイント差の3位となっている。
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