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日本代表・中村航輔に追い風?ライバルGKのポルティモネンセ退団確実に

中村航輔 写真:Getty Images

 かつて明治安田生命J1リーグ・柏レイソルでプレーしていた日本代表GK中村航輔(27)は、今季ポルティモネンセGK陣のポジション争いで優位に立つかもしれない。

 中村航輔は昨年1月に柏レイソルからポルティモネンセへ完全移籍。しかしブラジル人GKサムエル(27)が正守護神を務める中、バックアッパー1番手をイラン代表GKパヤム・ニアズマンド(27)と争う格好となり、昨季はわずか3試合の出場にとどまった。

 また今季開幕前のプレシーズンマッチ数試合では先発出場。ただプリメイラリーガ(ポルトガル1部)開幕から2試合では、ベンチ入りしたものの出番はなかった。

 ポルティモネンセのGK陣では、正守護神サムエルにポルト移籍の可能性があると今月はじめに伝えられていたが、ポルトは現時点でもポルティモネンセにオファーを提示していないという。

 その中イラン紙『テヘラン・タイムズ』は20日、ニアズマンドの母国復帰が決定的と報道。イラン1部セパハンFCがニアズマンドの獲得でポルティモネンセと合意に達したほか、同選手と1年契約を交わすという。

 ただ一方でポルティモネンセは今月19日、ブラジル1部パルメイラスからブラジルU20代表GKマテウス(20)を1年レンタルにより獲得している。

 中村航輔は昨季までのライバルをポルティモネンセ退団へ追いやった形だが、今度はマテウスとバックアッパー1番手の座を争うことになりそうだ。