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小川慶治朗は“実質”完全移籍?横浜FCから韓国へレンタル移籍決定も…

小川慶治朗 写真:Getty Images

 明治安田生命J2リーグの横浜FCは13日、FW小川慶治朗(29)がKリーグ1(韓国1部)FCソウルへのレンタル移籍すると公式発表。ただ、今季終了後に同選手が横浜FCに復帰する可能性は低いようだ。

 小川慶治朗は昨年1月、ヴィッセル神戸から横浜FCへ完全移籍。昨夏の大型補強を境に出場機会が減少すると、昨年10月15日にAリーグ(オーストラリア1部)のウェスタン・シドニー・ワンダラーズへレンタル移籍していた。

 そのウェスタン・シドニー・ワンダラーズでは前線の複数ポジションを任せられる中、リーグ戦26試合中17試合で先発出場。しかし今年5月14日にレンタル期間満了による退団が決定。横浜FC復帰を期待する声が上がっていたものの、今月13日になってFCソウルへのレンタル移籍が決まっている。

 FCソウルの公式発表によると、レンタル期間は今年12月までの6カ月であるとのこと。ただ、レンタル期間終了後には「完全移籍が条件」となっており、来季以降もFCソウルでプレーする可能性が高いとみられる。

 また小川慶治朗はFCソウルの公式サイトを通じて「高萩洋次郎がFCソウルでプレーしていたことは知っています。練習試合でも何度か対戦したことがありますし、良いクラブだと思います。自信はありますし、毎試合ベストを尽くしますよ」とコメント。現在FC東京から栃木SCへレンタル移籍中の元日本代表MF高萩洋次郎(35)が、かつて1年半にわたりFCソウルでプレーしていたことに触れている。

 なお小川慶治朗の背番号は「14」に決まっている。クラブがリーグ戦21試合を終えて12クラブ中9位に低迷する中、攻撃陣の切り札として期待を寄せられている。