
かつて明治安田生命J1リーグの名古屋グランパスでプレーしていた元ブラジル代表FWジョー(35)は、V・ファーレン長崎への移籍が噂されている。その中アルゼンチンメディア『TyCスポーツ』は26日、同選手が元チームメイトのカルロス・テベスとアルゼンチンで再会する可能性を伝えた。
ジョーは2020年4月、名古屋グランパスとの契約を残しているにもかかわらず無断で帰国し、ブラジル1部のコリンチャンスと契約。コリンチャンスで2年以上にわたりプレーしていたが、今年に入ってトレーニングの無断欠席を繰り返すと、今月9日に2023年12月まで残していた契約の解消でクラブと合意。現在は無所属状態となっている。
そんなジョーの去就については、ブラジル1部複数クラブやV・ファーレン長崎からオファーが届いていると、ブラジル国内メディアが報道。同選手の代理人はブラジルメディア『Rádio 365』のインタビューで「編成面でのクラブの考えを把握しなければならない。7月15日にウィンドウが開くが、このクラブが彼を雇う可能性はある」と発言。恩師のファビオ・カリーレ率いるV・ファーレン長崎へ移籍する可能性があることを認めていた。
しかし『TyCスポーツ』の報道によると、アルゼンチン1部のロサリオ・セントラルもジョーの獲得を狙っているとのこと。クラブ幹部と選手サイドによる交渉は始まっていないものの、カルロス・テベス監督が選手本人に連絡をとっているようだ。
テベス監督は現役時代にウェストハム・ユナイテッドやマンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッド、ユベントスなどでプレー。ジョーとは2005年にコリンチャンスでチームメイトだったほか、2010年にもマンチェスター・シティでともにプレーしている。
なお、ジョーとコリンチャンスは名古屋グランパスでの契約不履行問題により、スポーツ仲裁裁判所(CAS)から賠償金260万ドル(約3億5000万円)の支払いを命じられている。また、45日以内に支払いが完了しない場合には、FIFAから補強禁止処分や出場停止処分を科される可能性がある。
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