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久保建英、マジョルカ退団は既定路線か。開幕前の練習不参加と現地報道

久保建英 写真:Getty Images

 日本代表MF久保建英(21)はレアル・マドリードで構想外とみられる中、RCDマジョルカをレンタル期間満了により退団することが既定路線となっているようだ。

 久保建英の去就については、一部のスペインメディアが2021/22シーズン限りでのマジョルカ退団を予想。同選手のレンタル期間延長の場合、マジョルカはレアル・マドリードに対して追加で300万ユーロ(約4億1000万円)を支払う必要があることを退団の理由に挙げていた。

 一方でスペインメディア『Futbol Moderno』は今月15日、「マジョルカがラ・リーガ残留を果たした今、選手もクラブも残留実現へ強い関心を抱いている。原則として、買い取りオプションなしのレンタル移籍になるだろう」とし、久保建英がマジョルカへ再レンタルとなる可能性を伝えていた。

 その中マジョルカは今月20日、プレシーズントレーニングの概要を公式発表。これによると、7月4日から2日間にわたりメディカルチェックを行い、12日まで地元でトレーニングを実施。13日から23日にかけてオーストリアでトレーニングキャンプを行うほか、トレーニングマッチを3試合行う予定だという。

 また、マジョルカの専門サイト『Mallorca Diario』はプレシーズントレーニングの参加メンバーを紹介。U23韓国代表MFイ・ガンイン(21)をはじめ20選手以上が名を連ねる一方、久保建英や元スペイン代表GKセルヒオ・リコ(28)ら一部選手の名前がない。そのため、久保建英は2022/23シーズンに他クラブでのプレーが予想されている。

 なお、久保建英は昨年8月にレアル・マドリードからRCDマジョルカへレンタル移籍。ルイス・ガルシア前監督のもとでコンスタントに先発起用されていた。しかし、今年3月に元日本代表指揮官であるハビエル・アギーレ氏の監督就任をきっかけに、ベンチ要員へ降格。4月以降はリーグ戦8試合中2試合の先発出場にとどまっていた。