Jリーグ ヴィッセル神戸

神戸元監督リージョがマンC退団…アル・サッド指揮官就任が正式決定

フアン・マヌエル・リージョ監督 写真:Getty Images

 マンチェスター・シティは17日、ヴィッセル神戸元指揮官であるフアン・マヌエル・リージョ氏(56)の退団を公式発表。カタール1部アル・サッド監督の就任が正式決定した。

 リージョ氏はスペインや南米の複数クラブをへて、2018年9月から2019年4月までヴィッセル神戸を指揮。2020年6月にマンチェスター・シティのアシスタントコーチに就任すると、ジョゼップ・グアルディオラ監督の右腕として2021/22シーズンのプレミアリーグ優勝に貢献していた。

 しかし、今月16日にアル・サッドへの移籍が確実と報じられると、翌日にマンチェスター・シティ退団が決定。リージョ氏は「マンチェスター・シティで過ごした時間は、僕のキャリアの中で最も楽しい期間の一つだった」

 「ペップ(ジョゼップ・グアルディオラの愛称)、彼のバックルーム・スタッフ、そしてこのクラブの選手たちと一緒に仕事ができたことは喜びであり、ピッチ上での素晴らしい成功に少しでも貢献できたかなと思う。クラブの成功を祈るとともに、今後、彼らがすべての野望を達成できることを願っている」とクラブ公式サイトを通じてコメントを残している。

 そしてアル・サッドもリージョ氏の監督就任を公式発表。スペイン紙『アス』の報道によると、両者は2024年6月までの2年契約を結んだとみられる。また、元スペイン代表MFサンティ・カソルラ(37)は今季限りでのアル・サッド退団が噂されていたが、リージョ新監督はカソルラを来季の構想に含めているようだ。

 なお、アル・サッドは2019/20シーズンからシャビ氏(42)がチームを指揮。ただ、シャビ氏は昨年11月にアル・サッドとの契約を解除して古巣バルセロナの指揮官に就任していた。それでもアル・サッドはハビ・グラシア監督(52)のもとで快進撃を見せると、2021/22シーズンのリーグ戦を20勝2分で終了。2シーズン続けての無敗優勝という偉業を成し遂げている。