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三笘薫、ブライトン復帰へ前進!レンタル組で「最上位候補」と評価も

三笘薫 写真:Getty Images

 ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ所属の日本代表MF三笘薫(24)は、プレミアリーグのブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオン復帰が既定路線と伝えられている。その中、イギリス・ブライトンの地元メディア『サセックスライブ』が16日、同選手のパフォーマンスを高く評価するとともに、今後の可能性について見解を示した。

 三笘薫は昨年8月に川崎フロンターレからブライトンへ完全移籍。ただ、イギリス国内でプレーするために必要な労働許可証が発行されず、ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)のユニオン・サン=ジロワーズへ1年レンタルにより加入していた。

 そのユニオン・サン=ジロワーズでは、昨年10月のハットトリック達成を皮切りに出場時間が増加。ジュピラー・プロ・リーグのレギュラーシーズンでは全34試合中21試合に出場して5ゴール4アシストをマークしていた。そして上位4クラブによる優勝プレーオフでは、ここまで5試合中4試合でスタメン出場。今月15日の第5節・アンデルレヒト戦では試合開始からわずか2分後にゴールネットを揺らしている。

 『サセックスライブ』は三笘薫のパフォーマンスについて「ミトマはユニオンで絶好調だ。彼のスピードやダイレクトプレーは、ブライトンがすでに兼ね備えているクオリティとは少し違うものだ」と評価している。

 つづけて「ミトマやデニズ・ウンダフが来シーズン前にブライトンへ復帰すれば、クラブが今夏の移籍市場ですべきことに影響を与えることになるかもしれない。すでに脅威となる選手がいるという安心感から、(前線以外の)別のポジションの選手と契約しようとするかもしれない」と綴り、三笘薫やFWデニズ・ウンダフ(25)がレンタル先のユニオン・サン=ジロワーズで結果を残していることがブライトンの補強戦略に好影響をもたらすと主張している。

 そして三笘薫がブライトンで出場機会を得られる可能性については「レンタル組が復帰し、ようやくトップチームでチャンスを与えられることに周囲は大いに興奮するはずだ。ミトマとウンダフは間違いなくその最上位候補である」と説明している。