かつて横浜F・マリノスや北海道コンサドーレ札幌に在籍していたポルトガル人FWウーゴ・ヴィエイラ(33)は、現在マルタ・プレミアリーグ(マルタ1部)のヒバーニアンズFCでプレーしている。そんなウーゴ・ヴィエイラが自身の状態やタイトル獲得にむけての意気込みを語った。21日、マルタメディア『TSF』が伝えている。
同選手は昨年7月にルーマニア1部のウニヴェルシタテア・クラヨーヴァと1年契約を締結。しかし、クラブのリーグ機構に提出した選手登録書類に不備があり、リーグ登録メンバーから除外。トップチームのトレーニングへ参加できず昨年10月以降は給与未払い状態となると、年明けにクラブから一方的に契約を打ち切られていた。
そんなウーゴ・ヴィエイラは1月31日にヒバーニアンズFCへ加入。今月6日の第17節・スリマ・ワンダラーズ戦でデビューすると、12クラブ参加のマルタ・プレミアリーグで6試合に出場して2ゴールをあげている。
また、ヒバーニアンズFCはレギュラーシーズンを首位で終了。今月からリーグ優勝をかけて上位6クラブによるプレーオフを戦っているが、ここまで2試合を終えて1分1敗とやや苦戦。それでも国内カップ戦では準決勝まで勝ち進んでおり、国内2冠の可能性を十分に残している。
その中、ウーゴ・ヴィエイラはマルタ国内メディアのインタビューに応じると「しばらく試合から遠ざかっていたけど、(プレーの)リズムを取り戻すのに良かったね。コンディションも良いし、自分の調子の良さはすでにピッチで証明できているよ」と好調ぶりをアピール。
今後の目標を聞かれると「この3週間でリーグ戦とカップ戦を制覇したい。ここから2つのタイトルを取りたいね」と国内2冠達成にむけての意気込みを語った。
なお、ウーゴ・ヴィエイラは2017年から2シーズンにわたり横浜F・マリノスに在籍。2018シーズン終了後に一度日本を離れたものの、2020年10月末に北海道コンサドーレ札幌へ加入。しかし、公式戦での先発出場はなく、2020年12月に退団が正式決定していた。
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