Jリーグ 鹿島アントラーズ

鹿島エヴェラウドの去就は…ブラジル1部会長と代理人が会談も…

鹿島アントラーズのホーム 県立カシマサッカースタジアム 写真提供: Gettyimages

 明治安田生命J1リーグの鹿島アントラーズに所属するブラジル人FWエヴェラウド(30)は、以前から今季限りでの退団が噂されているが、ここにきて残留に傾いているかもしれない。1日、アトレチコ・ゴイアニエンセの専門サイト『CORNETA DO DRAGAO GOIANO』が伝えている。

 エヴェラウドは昨年1月にリーガMX(メキシコ1部)のケレタロから鹿島アントラーズへ完全移籍。昨季はJ1リーグ33試合に出場し18ゴールをあげると、Jリーグベストイレブンにも選出。カルロス・ザーゴ前監督のもとで不動のストライカーとしての地位を確立していた。しかし、今季は東京五輪終了後から先発での出場機会が減少。8月25日の第26節・清水エスパルス戦以降はリーグ戦でわずか1試合の先発出場にとどまったほか、シーズン通して1得点に終わっていた。

 そんなエヴェラウドは今シーズン結果を残せていないこともあり、契約を更新することなく鹿島アントラーズを退団する可能性が高いと、昨年11月下旬にブラジルメディア『MERCADO DA BOLA』が報道。移籍先候補にはカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のコリンチャンスやサントス、セリエB(ブラジル2部)のヴァスコ・ダ・ガマ、それに1部昇格を果たしたゴイアスなどが挙がっていた。

 その中、『CORNETA DO DRAGAO GOIANO』の報道によると、アトレチコ・ゴイアニエンセがエヴェラウドの動向を注視しているとのこと。すでにアトレチコ・ゴイアニエンセの会長が同選手の代理人と交渉を行っているものの、ブラジル復帰自体で複雑な問題を抱えているものとみられる。

 また、エヴェラウドにはカンピオナート・ブラジレイロ・セリエB(ブラジル2部)へ降格したグレミオも強い関心を寄せており、すでにクラブ幹部が代理人にコンタクトをとっているようだ。

 以前から母国復帰にむけた動きを見せているエヴェラウド。スイス人のレネ・ヴァイラー新監督の構想に含まれているか定かではないものの、残留の可能性は残っているかもしれない。