河本裕之(J2:大宮アルディージャ)
兵庫県出身で滝川第二高等学校を卒業後、ヴィッセル神戸に入団した河本裕之。CBとしてコンスタントに出場したが、2012シーズンの前半戦は1試合の出場に留まったこともあり、夏の移籍市場で大宮アルディージャに期限付き移籍。そのまま大宮へ完全移籍する道もあったが神戸への復帰を選び、2014シーズンまでプレー。
2015シーズン、再び大宮アルディージャに移籍するとJ1でもJ2でも出場を重ねた。「コウモ」の愛称で選手にもサポーターにも愛される熱い男のもとには、引退セレモニーで三浦知良(横浜FC)、家長昭博(川崎フロンターレ)、大宮でCBコンビを組んだ菊地光将(レノファ山口)といった数多くの選手からメッセージが寄せられた。
園田拓也(J3:FC今治)
長崎県立国見高校から中央大学へと進学し、2007年にモンテディオ山形に入団した園田拓也。山形では中心選手とはなれなかったが、CBを本職に右SBでもプレーできることを強みに愛媛FC、ロアッソ熊本、FC今治では多くの試合に出場。2019年にはJFLベストイレブンに選出されると共に、FC今治をJ3参入に導いている。
近年は怪我が多かったが、空中戦の強さは健在で今季も16試合に出場。今季終了後にはファン・サポーターによる寄せ書きが贈呈されるほどに、愛される選手だった。
黒瀬純哉(J3:テゲバジャーロ宮崎)
大隅SC.U-15、鹿児島中央高校から九州の強豪・福岡大学を経て2017年にテゲバジャーロ宮崎に入団した黒瀬純哉。チームは当時九州リーグに所属していた。JFLに昇格した2年目には17試合に出場し、翌シーズンからは背番号5を背負う。
クラブにとって初のJ3挑戦となった今季は、黒瀬にとっても初のJリーグの舞台。6試合に出場し、第12節のカマタマーレ讃岐戦ではSBとしてフル出場を果たした。出場機会は多くなかったが、裏方の仕事を積極的に行い「真摯」というクラブスローガンを体現する選手だった。
岡本知剛(J3:ロアッソ熊本)
U-15から年代別日本代表に選出されていたMF岡本知剛。中でもU-17日本代表としてAFC U-17選手権2006、2007 FIFA U-17ワールドカップに出場した際には中心選手として存在感を示した。将来が嘱望された選手の1人であり、下部組織から昇格したサンフレッチェ広島とは2008年6月、高校卒業前にプロ契約を結んだ。
その後はサガン鳥栖、湘南ベルマーレ、松本山雅FC、ロアッソ熊本でプレー。サガン鳥栖でプレーしJ1昇格に大いに寄与した2011シーズン、J1で5位に入った翌2012シーズン。ロアッソ熊本1年目の2019、主将を務めた2020シーズンの活躍は特に、サポーターに強い印象を残した。今季は序盤に怪我があったものの、14試合に出場しロアッソはJ3優勝。有終の美を飾った。
内田恭兵(J3:AC長野パルセイロ)
ジュビロ磐田のアカデミー出身の内田恭兵。関西大学を経て2015年に京都サンガに加入し、プロ生活が始まった。
2018シーズンにはAC長野パルセイロに入団。2020シーズンはSBとして28試合に出場し2得点を記録した。スピード溢れる選手だったが怪我が多く、今季もその影響でリーグ戦の出場は2試合。本人の意向で引退セレモニーは行われなかったが、最終節のFC今治戦で途中出場し、引退に花を添えた。
竹内彬(J3:カマタマーレ讃岐)
国士舘大学から、2006年に名古屋グランパスに入団した竹内彬。CBや右SBとして2007シーズンから徐々に出場機会を増やし、2010シーズンのリーグ初制覇にも貢献した。
その後はジェフユナイテッド千葉、再び名古屋、大分トリニータ、カマタマーレ讃岐でそれぞれ多くの出場機会を得た。讃岐では2019シーズンから3シーズン連続でキャプテンを務めるほど、選手達のお手本になれる存在だった。16年間の現役生活は終えたが、今後は讃岐のトップチームの強化担当兼地域連携リーダーに就任する。
コメントランキング