明治安田生命J2リーグのヴァンフォーレ甲府は2日、伊藤彰監督の退任決定に際して声明を発表した。
伊藤彰は大宮アルディージャの下部組織やトップチームを率いた後、2018年にヴァンフォーレ甲府のヘッドコーチに就任。そして2019シーズンからはヴァンフォーレ甲府の指揮官を務めていた。そのヴァンフォーレ甲府は今季序盤から順調に勝ち点を積み重ねて上位争いを展開。先月28日のJ2リーグ第37節・レノファ山口戦でも1-0で勝利したものの、2位京都サンガが引き分けたため、最終節を残して今季J1昇格の可能性が消滅していた。
その中、ヴァンフォーレ甲府は5日に最終節・水戸ホーリーホック戦を控える中、伊藤彰監督の退任を発表。これについて佐久間悟代表取締役社長は「この度、伊藤彰監督と来季の契約を更新しないという結論に達しましたので、ヴァンフォーレ甲府をご支援・ご声援頂いている全ての皆様に、ご報告をさせて頂きます」
「伊藤彰監督には、2019シーズンから監督として3シーズンチームを指揮して頂き、世代交代による選手の入れ替わりや新型コロナウイルスの感染拡大の影響があり、クラブとしても経営状況を取り巻く環境が非常に厳しい中で、チームの最大値を引き出し、力戦奮闘して頂きました。しかし、この度、ご本人の指導者としてのキャリアについて、双方で話し合った結果、来季の契約を更新しないということになりましたので、ご理解を賜りたく存じます」
「クラブと致しましては、ヘッドコーチおよび監督として指揮して頂いた4シーズンについて、心から感謝を申し上げるとともに、今後のご活躍をお祈り申し上げます。なお、後任につきましては、ここ数年来続けてきているスタイルを継続できるような人選を行う予定であり、決定次第、改めてご報告させて頂きます」とクラブ公式サイトを通じてコメントを残している。
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