Jリーグ 浦和レッズ

浦和vs清水での“声出し応援”解禁ならず…「ワクチン・検査パッケージ」のチケットは販売

埼玉スタジアム2002 写真提供: Gettyimages

 浦和レッズは12日、今季のホームゲーム最終戦である明治安田生命J1リーグ第37節・清水エスパルス戦での「人と接触する応援」、「密を作る応援」、「声を出す応援」を行うための申請が却下されたことを公式発表している。

 今月27日に埼玉スタジアム2002で開催予定の清水エスパルス戦では、ビジター席設置なし、収容人数上限24000人という条件のもとで13日午前10時からチケットの販売を開始している。

 その中、浦和レッズは今月9日、北ゴール裏指定席をワクチン・検査パッケージエリアとした上で「人と接触する応援」、「密を作る応援」、「声を出す応援」を行うことができるよう、現在Jリーグから政府へ申請中であることを明らかにしていた。しかし、12日になって「依然接触・飛沫感染リスクがあることからこのタイミングでは応援スタイル緩和の技術実証は実施しないこととなりました」と発表している。

 一方、クラブは「ワクチンの2回接種済証またはPCR検査の陰性証明を組み合わせる『ワクチン・検査パッケージ(VTパッケージ)』を活用したチケット販売を実施することとなりました」と発表した。

 なお、日本政府は9月30日に緊急事態宣言をすべて解除。現在は新型コロナウイルスのワクチン接種証明書やPCR検査や抗原検査の陰性証明書を持っている人を対象に行動制限を緩和するという「ワクチン・検査パッケージ」の実証調査を行っており、先月12日に埼玉スタジアム2002で行われたFIFAワールドカップ・カタール大会アジア最終予選・日本代表対オーストラリア代表をはじめ数試合が実証調査の対象となっている。