
日本代表FW古橋亨梧(26)を擁するセルティックは、スコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)第12節・リビングストン戦で0-0のドローに終わった。試合後、リビングストンのデイビット・マーティンデール監督が勝ち点1をつかみ取った要因を語っている。30日、スコットランドの主要都市グラスゴーの地元紙『ザ・ヘラルド』が伝えている。
セルティックはリビングストン相手にボール支配率86%と圧倒。シュート16本を放ちながらも、リビングストンの強固な守備ブロックをこじ開けることができない。その中、後半アディショナルタイムの90+1分にボールとは関係ないところで古橋亨梧がDFアヨ・オビレイ(27)に頭を殴られてPKを獲得。しかし、これをギリシャ代表FWギオルゴス・ギアクマキス(26)が決められず、勝ち点1の獲得にとどまった。
リビングストンのマーティンデール監督は試合後のインタビューで「セルティックが5500万ポンド(約85億8000万円)の予算に対して、我々はたった130万ポンド(約2億円)だ。その中で試合に勝つためには、様々な方法を考え出さなければならない」と強豪セルティックを相手に守備的な戦術を採用した理由を語っている。
また、指揮官は中盤センターで先発出場したMFステファン・オメオンガ(25)について「ステファンは正真正銘のリビングストンの選手だ。彼は我々の戦い方にフィットしているし、スコットランド・フットボールの『エンゴロ・カンテ』だ。リビングストンのプレースタイルや私の求めることを学んでいる」と現在チェルシーに在籍するフランス代表MFエンゴロ・カンテ(30)に例えて褒め称えた。
オメオンガはジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)の強豪アンデルレヒトの下部組織出身であり、ジェノアやペスカーラ、スコットランド1部のハイバーニアンでプレーした後、今年8月にリビングストンへフリートランスファーにより加入。今季ここまでリーグ戦4試合で先発出場するなど、徐々に指揮官からの信頼をつかんでいる。
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