明治安田生命J1リーグの川崎フロンターレは14日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦の蔚山現代戦に臨み、PK戦の末に敗れた。このタイトル獲得を掲げる中でのACL敗退にクラブOBである中村憲剛氏は、選手たちの心中を察している。
J1リーグで首位を走る川崎フロンターレは、日本代表DF谷口彰吾(30)やDF車屋紳太郎(29)など負傷離脱者が続出。今月はじめに行われたYBCルヴァンカップ・プライムステージ準々決勝で浦和レッズ相手に2試合ドローで終えたものの、アウェイゴール差で準決勝進出を逃していた。
そして14日に敵地で行われた蔚山現代戦でも、東京五輪のU24日本代表DF旗手怜央(23)らを欠く厳しい陣容で臨むと、相手からゴールを奪うことができず延長戦も0-0で終了。PK戦でFW家長昭博(35)とブラジル人MFジョアン・シミッチ(28)が立て続けに失敗したことにより、蔚山現代のベスト8進出が決定。川崎フロンターレはYBCルヴァンカップにつづき、ACLでもタイトル獲得の可能性が消滅している。
これには、DAZNの中継で解説を務めた中村憲剛氏も「ACLにかける想いの強さを知ってるだけに、かける言葉がなかなか見つかりませんでした。酷な言い方かもしれませんが、それでも次の試合がやってきます」とチームにとってショッキングな敗戦だったという見解を示す。そして「簡単ではないと思いますが、チーム全員でこの局面を乗り越えて欲しいと思います」とSNS上で選手やクラブスタッフ、関係者に対するメッセージを送った。
なお、川崎フロンターレは今月18日に敵地でJ1リーグ第29節・徳島ヴォルティス戦を控えている。2位につけている横浜F・マリノスとわずか1ポイント差である中、是が非でも勝ち点3をつかみたいところだ。
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