日本代表MF守田英正(26)は、スュペル・リグ(トルコ1部)の強豪フェネルバフチェへ移籍を巡って、様々な報道が飛び交っていた。しかし、フェネルバフチェはどうやら同選手の獲得を諦めたようだ。2日、トルコメディア『Fotomac』が報じている。
守田英正の去就を巡っては、今月27日までにフェネルバフチェが選手サイドやプリメイラ・リーガ(ポルトガル1部)のCDサンタ・クララと合意に達したとトルコ国内メディアが報道。そしてポルトガル紙『O JOGO』も29日開催のプリメイラ・リーガ第4節・ジル・ヴィセンテ戦が、本人にとってのラストマッチであり、フェネルバフチェ移籍の公式発表が秒読み段階と伝えていた。
しかし、CDサンタ・クララは同選手の売却を拒否する旨の声明を8月31日に発表。クラブ名こそ伏せたものの、移籍金500万ユーロ(約6億5000万円)という条件でオファーが届いたことを明かし、契約解除条項の設定額である1000万ユーロ(約13億3000万円)の提示があった場合のみ交渉に応じる姿勢を打ち出していた。
その後、フェネルバフチェは今月1日になって守田英正の獲得にむけて再度オファーを提示したとトルコ国内で報じられていた。ただ、『Fotomac』はフェネルバフチェが中盤センターのターゲットを、守田英正やポルトガル1部のパソス・デ・フェレイラに所属するMFステファン・エウスタキオ(24)からラ・リーガのセルタ・デ・ビーゴに所属するトルコ代表MFオカイ・ヨクシュル(27)に切り替えたと伝えている。
ヨクシュルは、2018年夏にトルコ1部のトラブゾンスポルからセルタへ完全移籍。昨季はセルタで出場機会に恵まれず、今冬にウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(WBA)へレンタル移籍により加入。プレミアリーグで15試合に先発出場し主力に定着していたが、レンタル期間満了により今夏にセルタへ復帰している。
また、ヨクシュルはセルタとの契約を2023年6月まで残す中、ガラタサライからの関心が伝えられていた。しかし、同選手の代理人は今月1日時点でガラタサライからオファーが届いていないことを明かしている。
なお、守田英正は今月のFIFAワールドカップ・カタール大会のアジア最終予選2試合に臨む日本代表メンバーに招集されているが、2日にパナソニックスタジアム吹田で開催されるオマーン戦を欠場することが確定している。トルコ移籍報道を巡って二転三転したものの、CDサンタ・クララ残留に落ち着く可能性が高いようだ。
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