ナポリのイタリア代表FWロレンツォ・インシーニェには、インテルやエバートンなど複数クラブが関心を寄せている。その中、アトレティコ・マドリードは同選手の来夏獲得に向けて動く可能性があるようだ。13日、スペイン紙『アス』が報じている。
インシーニェは下部組織在籍時からナポリ一筋のキャリアを歩んでいる。これまで前線の主力としてチームを支え続けているが、昨季もセリエAで33試合に先発出場して19ゴールをマーク。多くの公式戦でキャプテンを任せられるなど、ジェンナーロ・ガットゥーゾ前監督から信頼をつかんでいた。
しかし、ナポリはインシーニェとの現行契約が来年6月までとなる中、同選手との契約延長交渉が進んでいない模様。財政面の悪化により、ナポリは減俸による新契約のオファーを行っているが、選手サイドの要求額とは200万ユーロ(約2億6000万円)の開きがあるという。
また、同選手にはエバートンやロシア1部の強豪ゼニト・サンクトペテルブルクが関心を寄せているほか、インテルは移籍金1500万ユーロ(約19億円)とチリ代表FWアレクシス・サンチェスの譲渡という条件でオファーを用意しているという。ただ、ナポリはイタリア国外への売却を望んでおり、移籍金として少なくとも2500万ユーロ(約32億円)を求めるものとみられる。
その中、アトレティコ・マドリードはインシーニェが契約満了を迎える来夏にフリーでの獲得を狙っているとのこと。くわえて、インシーニェ本人はチームメイトに対して退団の可能性を考慮していることを明かしているようだ。
なお、ナポリは2021/22シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ出場権を逃したことにより、一部選手の入れ替えを行う方針を固めている。
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