ミランは2020/21シーズン終了後に攻撃陣の主力であったトルコ代表MFハカン・チャルハノールが契約満了により退団し、ライバルクラブであるインテルへ移籍している。そのチャルハノールの後釜確保を優先課題としている中、イタリアメディア『メディアセット』はボルシア・ドルトムントとトレードを行う可能性を27日に報じている。
チャルハノールの後釜候補には、これまでバルセロナのブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョやエバートンのコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスの名前が挙がっていた。しかし、ミランはドルトムントに所属するドイツ代表MFユリアン・ブラントの獲得を狙っているという。
現在25歳のブラントは、2019年夏にバイヤー・レバークーゼンからドルトムントへ完全移籍により加入。移籍1年目の2019/20シーズンはブンデスリーガで25試合に先発出場して3ゴール8アシストをマークしたほか、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)では5試合に先発出場。ただ、2020/21シーズンはリーグ戦で17試合、CLで2試合の先発出場にとどまっており、序列低下の可能性がささやかれている。
ブラントはドルトムントとの契約を2024年6月まで残しているが、以前にラツィオ移籍の噂が飛び交っていた。その中、ミランは同選手とFWラファエル・レオンの等価トレードを検討している模様。現在22歳のレオンは、2019年夏にリールから加わったもののレギュラー定着には至っておらず、放出候補に含まれている模様。また、レオンにはウルバーハンプトン・ワンダラーズをはじめプレミアリーグの複数クラブが獲得に興味を示していると伝えられている。
なお、ミランはロシア1部のCSKAモスクワに所属するクロアチア代表MFニコラ・ブラシッチの獲得を望んでいた。しかし、CSKAモスクワが買い取りオプション付きのレンタルによる放出を拒否していることから、獲得の可能性は低いとのことだ。
コメントランキング