トッテナム・ホットスパーは、フランス代表の一員としてEURO2020に臨んだセビージャのDFジュール・クンデ獲得に動いているが、実現する可能性は低いようだ。14日、スペイン紙『マルカ』が報じている。
トッテナムは守備陣の新戦力として、東京五輪に臨むU24日本代表DF冨安健洋の獲得を目指しており、13日にはボローニャと大筋合意に達したと伝えられている。くわえて、トッテナムは現在22歳であるクンデの獲得にも向かっているという。
クンデはセビージャとの契約を2024年6月まで残しているほか、6500万ユーロ(約85億円)による契約解除条項が盛り込まれている。周囲からは今夏獲得が難しいという声が上がっているが、トッテナムは移籍金3000万ポンド(約46億円)にくわえて、コロンビア代表DFダビンソン・サンチェスを譲渡するという条件でオファーを提示したものとみられる。
しかし、クンデ本人はあくまでもUEFAチャンピオンズリーグ出場クラブへの移籍を望んでいる模様。2020/21シーズンのプレミアリーグで7位に終わったトッテナムへの移籍は視野に入れていないようだ。
なお、クンデは2019年夏にボルドーからセビージャへ完全移籍により加入。2019/20シーズンにラ・リーガで25試合に先発出場して定位置をつかむと、2020/21シーズンにはUEFAヨーロッパリーグで6試合、リーグ戦で33試合に先発出場。また、EURO2020ではグループステージ第3節・ポルトガル戦でフル出場していたが、ベスト16敗退までの残り3試合では出番がなかった。
レアル・マドリードやマンチェスター・ユナイテッド、チェルシーなどが関心を寄せる同選手の動向に注目が集まる。
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