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ミラン、英代表DFの完全獲得を今週末に公式発表か!チェルシーへ37億円支払い

フィカヨ・トモリ(写真右) 写真提供: Gettyimages

 ミランは今冬にレンタルにより加入していたイングランド代表DFフィカヨ・トモリについて、今週末にも買い取りオプション行使による完全獲得を公式発表する見込みであるようだ。14日、イタリアメディア『フットボールイタリア』が報じている。

 トモリは2019年夏にEFLチャンピオンシップ(イングランド2部)のダービーでのレンタル期間を終えてチェルシーに復帰。しかし、フランク・ランパード前監督のもとで出場機会を得られず、今年1月に半年間のレンタルでミランへ加入していた。しかし、ミランではデンマーク代表DFシモン・ケアーの負傷離脱やイタリア代表DFアレッシオ・ロマニョーリの不調もありレギュラーを奪取。今年3月以降のリーグ戦全試合でフル出場するなど、来季UEFAチャンピオンズリーグ出場権獲得に大きく貢献していた。

 ミラン首脳陣は同選手のパフォーマンスを高く評価しており、かねてから買い取りオプションを行使が有力視されていた。一方でチェルシーに対して買い取りオプション設定額の引き下げを求めていたが、チェルシー首脳陣がこれに応じなかったため、満額の2800万ユーロ(約36億9000万円)を支払うことを決断。先週の時点ですでにチェルシーに対して買い取りオプション行使の意向を伝え、クラブ間合意に至っている。

 ミランはトモリと新たに2026年6月までの5年契約を結ぶとのことだ。一方でロマニョーリには今夏退団の可能性があり、アトレティコ・マドリードをはじめ複数クラブが関心を寄せているものとみられる。