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インテルDFハキミ、PSGから一転チェルシー移籍か!80億円にくわえて選手譲渡も

アクラフ・ハキミ 写真提供: Gettyimages

 インテルのモロッコ代表DFアクラフ・ハキミはパリ・サンジェルマン移籍の噂が飛び交っているが、ここにきてチェルシーへ加入する可能性が高まっているようだ。8日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が報じている。

 ハキミはインテルとの契約期間を2025年6月まで残している。しかし、インテルは新型コロナウイルス感染拡大の影響により財政面で問題を抱えており、今夏のマーケットで同選手をはじめ複数の主力選手放出の方針を固めている。また、先週にはハキミとPSG首脳陣が5年契約を結ぶことで合意に至ったとフランスメディア『フットメルカート』が報じていた。

 PSGはインテルとの交渉において、移籍金6000万ユーロ(約80億円)での決着を狙っているが、インテルは8000万ユーロ(約106億円)を求める構えを崩していない模様。インテルは昨夏にハキミを獲得した際、レアル・マドリードに対して4500万ユーロ(約60億円)を支払っていることもあり、より高額な売却益を望んでいる。

 その中、チェルシーは移籍金6000万ユーロ(約80億円)にくわえて、イタリア代表DFエメルソン・パルミエリとデンマーク代表DFアンドレアス・クリステンセンのいずれかの譲渡という条件でオファーを提示したとのことだ。

 エメルソン・パルミエリは今季わずか7試合の先発出場にとどまっており、来季の構想から外れている。また、チェルシーは来年6月まで契約期間を残すエメルソン・パルミエリについて、2000万ユーロ(約26億円)以上のオファーが届き次第放出に応じるものとみられる。

 一方、クリステンセンはフランク・ランパードからトゥヘルへの監督交代後に出場機会を増やしており、今季は24試合で先発メンバーに名を連ねている。また、クリステンセンとチェルシーの現行契約は来年6月に満了を迎える。

 チェルシーが交渉材料を盛り込んだ上でハキミの獲得を打診したことにより、同選手の新天地はプレミアリーグになるかもしれない。