ミランのステファノ・ピオリ監督は今季終了後に解任される可能性があるようだ。28日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』をはじめ複数メディアが報じている。
ミランは今季序盤から順調にリーグ戦で勝ち点を積み重ねると今年2月まで首位に立っていたが、今年2月下旬に行われたミラノダービーで黒星を喫すると首位の座をインテルに明け渡している。さらに今月下旬にはスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチを負傷離脱で欠く中、サッスオーロ戦とラツィオ戦で連敗を喫している。
ミランはここまで勝ち点66を獲得しているが、インテルから13ポイント差を付けられており、スクデット獲得の可能性はほぼ消滅している。また、2位のアタランタと2ポイント差となっているほか、ユベントスやナポリとは勝ち点で並んでおり、来季UEFAチャンピオンズリーグ出場権をかけた争いの真っ只中にいる。
ピオリ監督はミランとの契約期間を2022年6月まで残しているが、クラブ首脳陣は来季チャンピオンズリーグ出場権を逃した場合には監督交代に踏み切る模様。また、後任候補には現在エラス・ベローナを率いているイバン・ユリッチ氏の名前があがっているようだ。
なお、ミランは今季残りのリーグ戦5試合でユベントスやアタランタとの対戦を控えている。イブラヒモビッチが5月1日に開催予定の第34節・ベネベント戦で復帰することが濃厚である中、ピオリ監督の去就はこの5試合の結果に左右されることになりそうだ。
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