バイエルン・ミュンヘンは昨季途中からチームを率いているハンス=ディーター・フリック監督の今夏退団がほぼ確実となっているが、後任候補であるユリアン・ナーゲルスマン監督の招へいにむけた動きを見せているようだ。25日、ドイツ紙『キッカー』が伝えている。
フリック氏は昨季途中からバイエルンで指揮を執ると、ブンデスリーガ、DFBポカール(ドイツ国内カップ戦)、UEFAチャンピオンズリーグの3冠を達成。また、今季はUEFAチャンピオンズリーグではベスト8での敗退となったが、ブンデスリーガ9連覇目前に迫っている。しかし、同監督はかねてからハサン・サリハミジッチSD(スポーツディレクター)との良好な関係にはないと伝えられると、17日に行われたブンデスリーガ第29節・ボルフスブルク戦後のメディアインタビューにおいて、今季限りで退団する意思を明かしていた。
バイエルン首脳陣はすでにフリック監督の後任人事選定に着手。かねてからRBライプツィヒを率いるナーゲルスマン監督を招へいする可能性がささやかれているが、ナーゲルスマン本人は先週にドイツ紙『ビルド』のインタビューにおいてバイエルン行きを否定するコメントを残していた。
ただ、『キッカー』はバイエルンがすでに同監督の代理人やRBライプツィヒに連絡をとっているものとみられ、国内クラブからの引き抜きへ本腰を入れているものとみられる。
なお、ナーゲルスマン監督とRBライプツィヒの契約期間は2023年6月まで残っているため、バイエルンはRBライプツィヒに対して違約金を支払うことが考えられる。
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