明治安田生命J1リーグのセレッソ大阪はすでにブラジル人DFDFチアゴ・パグヌサットの獲得を公式発表しているが、ビザの取得の状況に関わらず今月末にもカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のセアラーSCへ移籍金を支払うようだ。18日、ブラジルメディア『O POVO』が伝えている。
チアゴは昨年、バイーアからセアラーSCに加入すると、主力として公式戦32試合に先発出場し、本来のパフォーマンスを発揮していた。その中、セレッソ大阪は直近数シーズンにわたりディフェンス陣を支えていたDFマテイ・ヨニッチが中国スーパーリーグの上海緑地申花に完全移籍したことにより、同選手の後釜としてチアゴの獲得を公式発表していたが、新型コロナウイルス感染拡大により日本政府が新規入国の規制を敷いていたことから、来日の目処が立っていたなかった。
また、同選手が労働ビザを取得できておらずセレッソ大阪がセアラーSCに対して移籍金を支払っていないことから、ブラジル国内の一部メディアは移籍が破談に終わる可能性を報じていた。しかし、4月はじめに日本国内の移籍市場が閉鎖を迎える前にセレッソ大阪はビザの有無にかかわらず35万ドル(約3700万円)を支払うようだ。
なお、日本政府は緊急事態宣言が解除された後、プロ野球やJリーグ等の外国人選手について2週間の待機期間を設けた上で特例として入国を認める方針を今週中に固めている。
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