
レアル・マドリードは今夏退団がささやかれているフランス代表DFラファエル・バランとの契約延長に向けて本格的に動き出したようだ。11日、スペイン紙『マルカ』が報じている。
バランは2011年夏にRCランスからレアル・マドリードに加わると、スペイン代表DFセルヒオ・ラモスとともに最終ラインに必要不可欠な戦力としてチームを支え、UEFAチャンピオンズリーグ3連覇をはじめこれまで数多くのタイトル獲得に大きく貢献。今季はチームが多くの負傷者を抱える中でも戦列を離れることなく、ここまで公式戦33試合に出場している。
バランとレアル・マドリードの現行契約が2022年6月に満了を迎える中、同選手の去就を巡ってはクラブ首脳陣が慰留に努めるものの今季終了後までに新契約締結の合意に至らない場合は今夏のマーケット期間で放出に踏み切る可能性が報じられていた。また、イギリスの一部メディアはマンチェスター・ユナイテッドがバラン獲得へ最大8500万ユーロ(約109億円)という巨額の移籍金を用意していると主張していた。
その中、レアル・マドリード首脳陣は選手サイドと契約延長にむけた交渉を開始。『マルカ』は両者が交渉を順調に進めており、近いうちに合意に達するという見解を示している。ジネディーヌ・ジダン監督から絶大な信頼を寄せられているバランだが、周囲の見立てに反して来季以降もレアル・マドリードを支えることになるかもしれない。
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