明治安田生命J1リーグの柏レイソルとJ2リーグのレノファ山口は22日午前、昨季終了後に柏レイソルを契約満了により退団していたFW村田和哉の現役引退を公式発表している。
村田和哉は大阪体育大学から2011年にセレッソ大阪へ入団するが、2013シーズン開幕直後に退団。その後清水エスパルスに加入すると、レギュラー定着には至らなかったものの試合の流れを変えることができるスーパーサブとして重宝された。柏レイソルには2019年に加入したものの、出場機会に恵まれることなく同年7月にアビスパ福岡へレンタルにより加入。そして昨季はレノファ山口に期限付き移籍により加わっていたが、シーズン終了後に移籍期間満了によりレノファ山口を離れると、保有元の柏レイソルから契約満了を告げられていた。
同選手は現役引退を決断したことについて「このたび、村田和哉は現役引退を決意致しました。22歳からプロサッカー選手としてキャリアをスタートさせていただき、10年間を一つの目標としてプレーしてきました。自分が取り組んできた活動に何の未練もありませんし、後悔もありません。心から最幸すぎる10年間だったと思います」
「5つのクラブで出会えたサポーターの皆様、監督、選手、チームスタッフの関係者の方々、各スポンサー企業様、マネージメントをしていただいたJSP様、村田和哉後援会の皆様、家族を含めて仲良くしてくださった地域の皆様、関わってくださった全ての方々と同じ時間を共有できたことが人生の大切な財産になりました。最後にこれまで一番のサポーターであり、一緒に戦ってくれた妻と2人の息子たち、どこにでも応援に駆けつけてくれた母、いつも天国から見守り続けてくれた父に心から感謝しています」
「人生第2章は、滋賀県にJリーグクラブを創設するという夢に挑戦し、愛する故郷に夢と希望と元気を与えていきます。32歳でその壮大な夢に挑戦できることに今はワクワクしています。滋賀県の未来のため、日本の未来のために頑張りますので、今後とも引き続き夢への挑戦を応援していただけると嬉しいです。プロサッカー選手だったから華があったのではなく、村田和哉が居る限り花を咲かせ続けられるように頑張ります。10年間本当にありがとうございました。人生最幸!!」と柏レイソルのクラブ公式サイトを通じて感謝の思いを語った。
なお、レノファ山口は村田和哉が22日正午より自身のインスタグラムアカウントにおいて緊急ライブ配信を行うことをあわせて発表している。
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