アトレティコ・マドリードはスペイン代表FWジエゴ・コスタの後釜としてポーランド代表FWアルカディウシュ ・ミリクの獲得に動く可能性があるかもしれない。29日、スペイン紙『アス』や『ムンド・デポルティーボ』など複数メディアがこれを伝えている。
ジエゴ・コスタの去就を巡っては、家庭の事情により退団の可能性が高まると、29日にクラブとの合意により契約を解消したことが公式発表されている。また、アトレティコは現在のところリーグ戦で首位に立っているが、今季はここまで前線において多くの離脱者を出していることもあり、以前からミリクへの関心を示しているという見方が広まっていた。
一方、2016年夏にアヤックスからナポリに加入したミリクはここ数年間は負傷による長期離脱を強いられることがあったものの、昨季は公式戦35試合に出場し14ゴールをあげていた。今夏にはローマへの移籍間近に迫っていたものの、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWエディン・ジェコがローマに残留したこともあり破談。また、ミリクとナポリの現行契約は来夏に満了を迎えるが、選手サイドが契約延長を拒否したこともあり、今季は公式戦で一度もメンバー入りをしておらず、依然として個人トレーニングを行っているものとみられる。
くわえて今月中旬には同選手の代理人とクラブ首脳陣が会談を行った模様。ナポリは1500万ユーロ(約19億円)以上のオファーが届いた場合に限り今冬での移籍を容認する姿勢を崩さない一方、ミリクは2021年夏に控えるEURO2020に出場するためにもシーズン後半戦での出場機会確保を強く望んでおり、両者の溝は埋まっていないようだ。
今冬のマーケットにおいて前線の補強が必至となっているアトレティコだが、ミリク獲得にむけてナポリにコンタクトをとることはあるのだろうか。
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