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EURO2020出場見据え移籍熱望のミリク、代理人がナポリ首脳陣と会談も…

アルカディウシュ・ミリク 写真提供: Gettyimages

 ナポリとポーランド代表FWアルカディウシュ・ミリクとの関係は依然として良くないようだ。18日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 ミリクは2016年夏にアヤックスからナポリに加入。ここ数年間は負傷による長期離脱を強いられることがあったものの、昨季は公式戦35試合に出場し14ゴールをあげていた。

 同選手の去就を巡っては昨夏、ローマがボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWエディン・ジェコの後釜として獲得間近に迫っていたものの、破談に終わっている。また、ミリクとナポリの現行契約は来夏に満了を迎えるが、選手サイドが契約延長を拒否したこともあり、今季は公式戦で一度もメンバー入りをしておらず、依然として個人トレーニングを行っているものとみられる。

 その中、ミリクの代理人とクラブ首脳陣が18日に会談を行った模様。ナポリは1500万ユーロ(約19億円)以上のオファーが届いた場合に限り今冬での移籍を容認する構えを示している一方、ミリクは来夏に控えるEURO2020に出場するためにもシーズン後半戦での出場機会確保を強く望んでいる。

 しかし、今回の会談では両者ともに妥協点を見つけることができず、双方が抱える問題の解決には至っていないようだ。同選手にはトッテナム・ホットスパー、アトレティコ・マドリード、ユベントスなど複数クラブが興味を示しているが、果たして今冬のマーケットで何らかの動きはあるのだろうか。