Jリーグ ガンバ大阪

難病と闘うガンバ大阪下部組織の少年、母が骨髄移植後の経過を報告

写真提供:Getty images

 ガンバ大阪ジュニアユース所属の多田五郎君は昨年2月、国の難病に指定される「再生不良性貧血」を発病した。今年8月7日に母からを骨髄移植し、2ヶ月が経った今月7日、同選手の母がツイッターで経過を報告した。

 吾郎君の母はツイッターに「いつも吾郎への応援ありがとうございます。吾郎ですが、体調不良や拒絶反応の症状はありますが、私の骨髄が生着しつつ、輸血が不要な状態になってきております。 ただ、まだ数値が不安定な部分もあり、日々入院治療を続けています。」と投稿。今後への不安はあるものの、少しずつ快復に向かっていることを報告した。再生不良性貧血は血液中の赤血球、白血球、血小板の全てが減少する疾患で、発症すると、血球が作られずに、貧血症状、感染による発熱、出血などが起こるという。

 ガンバは今年5月、吾郎君が骨髄移植が必要という診断を受け、「骨髄バンク 啓発活動」を実施し、協力を呼びかけている。同選手が快復し、ピッチでボールを蹴る日が来ることを願うばかりだ。