ディバラ
2015年からユベントスのFWであるパウロ・ディバラ。彼はどのシーズンでもレベルの高いパフォーマンスを見せているが、得点数に最も恵まれたのは2017/2018シーズンだった。
そのシーズン、ディバラは21番から10番(エースナンバー)を背負うこととなり、プレッシャーに潰れると思った人もいるだろう。しかし、彼はそのプレッシャーを力に変え、3度のハットトリックを記録し(2017年8月26日ジェノア戦、2017年9月17日サッスオーロ戦、2018年4月7日ベネベント戦)22ゴールで最も得点を挙げたユベントスの選手となった。
ディバラの勢いはユベントスのリーグ7連覇に大きく貢献した。そして、ユベントスはコッパ・イタリアの決勝戦で4-0という圧倒的な結果でミランを破り、コッパ・イタリアも優勝することとなった。
ロナウド
2018年7月10日。ユベントスはCL優勝目指すために1億ユーロ(約123億円)という超高額を用意し、現代サッカーのベスト・プレイヤー、クリスティアーノ・ロナウドをレアル・マドリードから獲得した。そして、この移籍金はセリエA史上最高額となった。
残念ながらビアンコネーリはCL優勝という目標には未だにたどりついていないが、ロナウドはイタリアでの初シーズンから素晴らしいリーダーシップを見せ、このチームを一段と強くした。
2018/2019シーズンにロナウドは年間MVPを受賞。そして、ユベントスは8連覇を達成し、欧州5大リーグ(イタリア、スペイン、フランス、イングランド、ドイツ)の連覇記録を更新することとなった。
サッリ
そして今シーズン。主人公に選ばれるべきは、2019年6月16日からユベントスの監督となったマウリツィオ・サッリだ。
確かにサッリは未だに選手たちに自分のコンセプトを伝えきれていない。しかし、ビアンコネーリがまだ未完成である彼のサッカースタイルでリーグ9連覇を果たしたのは事実だ。
優勝をすることは、簡単なことでも当たり前なことでもない。ステップアップのためにはリスクを取ることも必要だ。ユベントスはサッリを監督に選んだ時に賭けに出た。そして、これからも彼を信頼してチャンスを与え続けるべきだ。
しかし、サッリの未来はこれからのチャンピオンズリーグの結果次第。優勝すればこのクラブの歴史に残る人物となるだろう。それができなかった場合、来年のユベントスのベンチには新たな監督が座ることもあり得るだろう。
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