アッレグリ
2014/2015シーズン、ユベントスでは新しい時代が始まる。2014年7月16日コンテが退任となり、マッシミリアーノ・アッレグリが新しい監督に任命された。
性格、試合へのアプローチ、戦術など、アッレグリはコンテと大きく異なっていた。当時ユベントスのサポーターは不安だっただろう。しかし、新しいサッカースタイルへの挑戦にもかかわらず、ユベントスは4連覇を果たした上、20年ぶり10回目のコッパ・イタリア優勝まで手に入れた。
アッレグリがファーストシーズンの指揮でリーグ優勝をしたのはこの時だけではない。ミラン時代(2010-2014)もそうだった。セリエAの歴史の中でファーストシーズンで2つのクラブを優勝に導いたのは彼のみだ。
ブッフォン
2015/2016シーズンはユベントスの連覇が続かないと思われていた。エンジンがなかなかかからず、リーグの3分の1が終わった時点ではランキング10位辺りにまで脱落していた。
そんな難しい状況の中でチームを救い出したのが、クラブのバンディエラ(チームリーダー)でありキャプテンのGKジャンルイジ・ブッフォンだった。セリエA第10節でサッスオーロに1-0で破れると、このユベントスのキーパーはチームメイトを集め、こんなスピーチを行ったという。
「難しい状況だけど、スクデット(リーグ優勝)を手に入れるのは無理ではない。連勝すればいいだけの話だ。リセットして全勝しよう」
このブッフォンの言葉の後、ユベントスは27試合中26連勝をし、5連覇を果たすこととなった。
イグアイン
2015/2016シーズンにナポリの選手として36ゴールを挙げ、セリエAの得点記録を66年ぶりに更新したゴンサロ・イグアインは、2016年7月28日にユベントスに移籍した。当時その移籍金はセリエA史上最高額であった。(2年後クリスティアーノ・ロナウドの移籍金がそれを上回った)
2016/2017シーズンにイグアインはリーグ戦で24得点を決め、ユベントスで最も得点をあげたストライカーとなった。また、CLとコッパ・イタリアのゴールも合わせると32得点となり、2シーズン連続で30得点を超えている。
ナポリにいた頃はビアンコネーリのサポーターに嫌われていたイグアインだが、その素晴らしいパフォーマンスでみんなの心を掴んだ。このリーグ優勝でユベントスは6連覇を果たすこととなった。
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