Jリーグ アビスパ福岡

アビスパ福岡DF三國ケネディエブス、独占インタビュー。ペッキア監督との出会い、ユーベU23参加の様子、CBとしての熱意を語る

写真提供: ⓒ avispa fukuoka

結果が出なかったアビスパ福岡2019シーズン。ペッキア監督の帰国

D:
リーグが始まって、2019シーズンはなかなか結果が出ない試合が続きました。その時はどんな気持ちでしたか?

M:
最初にようやく勝利できたのは第5節のアルビレックス新潟戦でした。その時までは負けか引き分けが続いていて、チームの雰囲気がどんどん重くなっていた。僕は最年少だったのに試合に出させてもらっていて、それを先輩から言われることが多かったです。自分にとっては一番やりづらい時期でしたね。でも、新潟に勝利してから自信を持ってプレーできるようになったと思います。

D:
なかなか勝てない理由は何だったと思いますか?

M:
結果がついてこない時も結構いいサッカーができていたと思うんですよ。でも、やはり失点した時の守備の対応は課題でした。僕自身が失点に直接絡んでいて、そこを塞ぐことができれば少し違ったと思います。あとはシュートチャンス数の割に得点できなかったことですね。

D:
そしてやっとまとまりそうになったところに、ペッキア監督が自ら辞任してイタリアに戻りましたね。

M:
はい。その時、僕はワールドカップU-20に出場中で福岡にいなくて、朝起きたときにフロントからの連絡を受けて知りました。びっくりしました。僕は監督がファビオだったから試合に出させてもらっていたので、監督が変わったらその状況も変わると思いました。とは言っても、ファビオの元でチームがあまりいい結果を出せなかったことは事実なので、もしかしたら新しい監督が良い影響を与えるかなとも思いました。

D:
コーチであった久藤清一氏が監督になって、戦術やトレーニングのやり方も変わったと思いますが、実際にはどうですか?

M:
練習のやり方も試合のシステムも変わりましたね。練習に関してはファビオの時は密度の高い練習を短時間でこなす感じでした。久藤さんは、じっくり対人トレーニングを重視している感じでした。

D:
それでもやはり結果がなかなかついてこなかったのは、どうしてだと思いますか?

M:
チームとしてかみ合ってないことです。かみ合った時はすごく良い試合ができて得点も取れましたが、そういった試合が少なかった。守備に関しては4バックから3バックになって、それに慣れるのが難しかったです。

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名前Uccheddu Davide(ウッケッドゥ・ダビデ)
国籍:イタリア
趣味:サッカー、アニメ、ボウリング、囲碁
好きなチーム:ACミラン、北海道コンサドーレ札幌、アビスパ福岡

14年前に来日したイタリア人です。フットボール・トライブ設立メンバーの1人。6歳の時に初めてミランの練習に連れて行ってもらい、マルディーニ、バレージ、コスタクルタに会ってからミランのサポーターに。アビスパ福岡でファビオ・ペッキア監督の通訳も務めた経験があります。

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