中田英寿、イタリアでの大冒険（第4弾）：パルマ編

しかし、その難しい年にも喜ぶべきな出来事があった。それはパルマがコッパ・イタリアを優勝したことです。そして、チームを優勝に導いたのは中田であった。

まず、準決勝のブレシア戦との1戦目では先制点を取った。それは後半10分にループシュートから生まれた素晴らしい得点で、相手のキーパーは何もできなかった。中田のセリエAでの最も素晴らしいゴールに選ばれてもおかしくない。

そして、もう一つの大活躍はもう一度ユベントスを相手にであった。ホーム戦とアウェイ戦、コッパ・イタリアを手に入れるための180分の激しい戦いが両チームを待っていた。

1戦目はユベントスがホームだった。パルマのスタートがあまりひどけ、あっという間に2点ビアインドになった。しかし、中田は左サイドからの高めなクロスに反応し、ボレーシュートで1点を取り返す。そのゴールのおかげでユベントスとの差が縮んで、パルマはホーム戦に迎えることができた。

2戦目はパルマの1-0の勝ちだったので、アウエーの中田の得点のおかげでパルマはコッパ・イタリア優勝を決めた。こちらは当時のコッパ・イタリアのハイライトです。

中田はデビューからずっと、大事な場面でいつも期待に応えていた。特にユベントスを困らせることが多かった。「4年前に私たちが中田と獲得すればよかった」…ユベントスは数試合中田と戦って、こう思ったに違いない。

次の2002/2003年シーズンはパルマにとって絶好調のシーズンだった。中田はパルマに来る前にカバーしたようなポジションに復帰し、もう少し攻撃的にプレーをできるようになった。結果は数え切れないほどの素晴らしいアシストだった。パルマはランキング4位という素晴らしい結果でリーグを終了し、チャンピオンズリーグの出場も決めた。

しかし、中田にとって次のシーズンはイタリアに来てから一番良くなかったシーズンになる。そして、2004年の1月にシーズン中にパルマからボローニャに移籍することになった。