父親への恨み
ファン・ダイクの背ネームに注目してほしい。ウェイン・ルーニーやセオ・ウォルコットなど、多くの選手がラストネームを背ネームに設定している。しかし、ファン・ダイクはファーストネームのフィルジルを背ネームに設定している。
これはファン・ダイクの父親への恨みが関係している。彼の叔父によれば、ファン・ダイクの父親は若い時にファン・ダイクの母親を捨て蒸発。これを恨み、父方の家系から受け継がれていくラストネームを背ネームから外しているようだ。
父親を恨む反面、母親への気持ちは人一倍大きいようだ。ファン・ダイクはクラブと代表の2チームで大きな成功を収め、母親が信じ続けた夢にたどり着いている。
幼いころはバルサの大ファン
バルセロナにはヨハン・クライフやロナルド・クーマンなど、数多くの伝説的なオランダ人選手が在籍してきた。しかし、ファン・ダイクが憧れたのは彼らではなく、ロナウドやロナウジーニョなど、ブラジル人選手だったようだ。
「若いころはバルセロナの試合をよく見ていたよ。オランダ人選手に限らずね。美しいクラブだ」とセルティック時代に語ったファン・ダイク。彼の足元の技術はロナウジーニョへの尊敬が土台になっているのかもしれない。
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