セリエA ユベントス

【今夏の補強動向】ユベントス編-アッレグリの進退が最大の焦点か

 昨夏にレアル・マドリードからFWクリスティアーノ・ロナウドを獲得して周囲を驚かせたユベントスは、前人未到となるスクデット8連覇を果たしたものの、チャンピオンズリーグ(CL)ではベスト8での敗退となっている。今回はそのユベントスの今夏の補強についてポイントを絞って紹介する。


1、マッシミリアーノ・アッレグリ監督

 アッレグリの去就については毎シーズン終わりを迎えるたびに国外クラブへの鞍替えの可能性を騒がれている。今季も最大目標であったCL制覇が実現しなかったことにより、今季終了後に退任するという見方が広まっている一方、パベル・ネドベド副会長をはじめクラブ首脳陣は周囲の騒ぎを収めるべく、続投を示唆するコメントを残している。加えてアッレグリ退任時の後任候補について、イタリアの主要メディアはほとんど伝えていない。監督人事に関する公式発表のタイミングも含めて注目が集まる。


2、パウロ・ディバラ

 2015年夏にパレルモから加入したディバラは昨季までとは異なり、今季はFWクリスティアーノ・ロナウドのパートナーとして元クロアチア代表FWマリオ・マンジュキッチが選ばれることが多く、ここまでリーグ戦では22試合での先発出場にとどまっている。出場機会の減少に伴い、イギリスの複数メディアではマンチェスター・ユナイテッドが同選手の獲得に向けて本格的な動きを見せていると報じている。ただ一方でイタリア国内ではユベントスがディバラの放出には一切応じないという見方があるようだ。


3、ミラレム・ピアニッチ

 ユベントスが2016年夏にローマから契約解除金満額を支払って獲得したピアニッチは中盤センターを支える存在として加入以降、替えの利かない選手としてアッレグリ監督から信頼を得ていた。今季もここまで公式戦38試合で先発出場を果たしているが、パリ・サンジェルマン(PSG)やレアル・マドリードなど国外のメガクラブからの関心が寄せられている。また来季に中盤センターの枚数を3枚から2枚へと変更を行う場合には放出が現実味を帯びるとも伝えられている。


4、マタイス・デ・リフト

 19歳にしてアヤックスやオランダ代表の主将としてチームをけん引しているデ・リフトは欧州最高峰のセンターバックとしてユベントスを含む多くのビッグクラブが関心を寄せている。ただアヤックスが高額な移籍金を要求していることもあり、バルセロナやマンチェスター・シティが争奪戦で優位に立っている模様。さらに同選手の代理人を務めるミノ・ライオラ氏が3カ月間の活動停止処分を受けたことも去就に影響を与えるものとみられる。元イタリア代表DFアンドレア・バルザーリが今季限りで現役を退くことに伴い守備陣の強化が必至となっているが、デ・リフト獲得の実現性に疑問符を投げかける周囲の声も上がっている。


5、タンギ・エンドンベレ

 中盤センターで替えの利かない存在としてチームを支えているボスニア・ヘルツェゴビナ代表MFミラレム・ピアニッチであるが、放出の可能性が伝えられている要因の1つとして、クラブ首脳陣がオリンピック・リヨンのエンドレベレの獲得に本腰を入れていることが挙げられる。かつてユベントスに在籍していたフランス代表MFポール・ポグバとも比較されるエンドレベレは豊富な運動量を武器としており、将来同国代表を担う存在として注目されている。またユベントスが同選手の獲得に成功した場合、中盤の布陣の変更を加える可能性が高まることや資金捻出により、ピアニッチを放出するのではないかという見方があるようだ。