MLS セリエA

イブラ巡り6ヵ月のレンタルで決着か。ミランとLAギャラクシーの背景は…?

 アメリカ・メジャーリーグサッカー(MLS)のロサンゼルス・ギャラクシーの元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチはミランに6ヵ月のレンタルで加入する可能性が浮上しているようだ。現地時間23日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じている。

 今年12月末でクラブとの契約が満了を迎えるイブラヒモビッチの去就を巡っては、10月上旬からミラン電撃復帰の可能性が再三伝えられている。また同選手の代理人とミラン首脳陣が復帰に向けて水面下で交渉を重ねているものとみられている。

 ただその交渉においては、選手サイドが18ヵ月の契約期間を望んでいるのに対してミラン側が6ヵ月で提示していたことから、この契約期間でどのように両者が折り合いをつけるのかに注目が集まっていた。

 一方でロサンゼルス・ギャラクシーのテクニカルディレクターを務めるジョバン・キロフスキ氏はメディアインタビューにおいてイブラヒモビッチがクラブと残り1年の契約期間を残していることを主張。今冬の放出に難色を示していた。

 それでもここに来て、6ヵ月のレンタルでの復帰の可能性が最有力候補にあがっている模様。過去には元イングランド代表MFデビッド・ベッカムも同様にレンタル移籍により一時的にミランへ加入した経緯がある。

 ミランは依然としてファイナンシャル・フェアプレー(FFP)抵触の恐れがあることやロサンゼルス・ギャラクシーが完全放出を望んでいないことを考慮すると、レンタルでクラブ間合意に達する可能性が高いかもしれない。