ブンデスリーガ リーグ・アン

レアル、ユーべなどCL優勝候補は? 欧州列強クラブの戦いぶりを査定

欧州主要リーグは来週からインターナショナルマッチウィークによる小休止を迎える。ここまでのビッグクラブの戦いぶりを見ていると、くっきりと明暗が分かれている印象だ。そこで今回はチャンピオンズリーグ(CL)優勝候補にも挙がっている7クラブの査定を行う。


レアル・マドリード

リーグ:ラ・リーガ
公式戦成績:5勝2分4敗
監督:フレン・ロペテギ

チャンピオンズリーグ(CL)3連覇に導いたジネディーヌ・ジダン監督の辞任に伴い、スペイン代表指揮官ロペテギを引き抜いたマドリードだったが、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの放出によって、直近4試合で0得点と決定力不足が表面化。早くもロペテギ監督の解任を求める声が出ているようだ。


バルセロナ

リーグ:ラ・リーガ
公式戦成績:7勝2分1敗
監督:エルネスト・バルベルデ

リーグ戦において直近3試合を2分1敗で終えていたことから、レアル・マドリードと同様にチーム状態を不安視する声が上がっていたものの、先週なかばに行われたチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第2節・トッテナム・ホットスパー戦で勝利。今晩のバレンシア戦での勝敗が今後の行方を左右するかもしれない。


バイエルン・ミュンヘン

リーグ:ブンデスリーガ
公式戦成績:7勝2分2敗
監督:ニコ・コバチ

昨季、アイントラハト・フランクフルトをDFBポカール優勝に導いたコバチ監督だが、名門バイエルンでは苦戦を強いられている。開幕からリーグ戦4連勝で波に乗ったと思われたが、その後はCL第2節・アヤックス戦でのドローも含めて公式戦4試合未勝利に終わっている。ハメス・ロドリゲスがアヤックス戦後に指揮官に対して暴言を吐くなど、チームマネジメントでも課題を露呈しているようだ。


マンチェスター・シティ

リーグ:プレミアリーグ
公式戦成績:9勝1分1敗
監督:ジョゼップ・グアルディオラ

昨季に勝ち点「100」という大台を達成しプレミアリーグ優勝を成し遂げたシティではあるが、今季は早くもリバプールとのマッチレースの様相を呈している。またCLでは第1節のリヨン戦で不覚をとったものの、手厚な選手層を考慮すると優勝候補の一角であることに変わりはないだろう。


リバプール

リーグ:プレミアリーグ
公式戦成績:7勝1分2敗
監督:ユルゲン・クロップ

悲願のCL優勝に向けて今夏は複数の主力選手を獲得したリバプールは、リーグ戦では好調を維持しているものの、ナポリやパリ・サンジェルマンとグループステージで同居したCLでは第2節でナポリに敗れており、今後厳しい戦いが予想される。今夜行われるマンチェスター・シティとの直接対決を制すればチームにさらなる勢いが出ることだろう。


パリ・サンジェルマン

リーグ:リーグアン
公式戦成績:10勝0分1敗
監督:トーマス・トゥヘル

ブラジル代表FWネイマールやフランス代表FWキリアン・ムバッペというタレントに加えてユベントスから元イタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンという精神的支柱を補強したPSGは、リーグアンで無傷の8連勝を飾るなど、今はリバプールやナポリと同居しているCLグループステージに集中できる状況となっている。


ユベントス

リーグ:セリエA
公式戦成績:10勝0分0敗
監督:マッシミリアーノ・アッレグリ

レアル・マドリードやバイエルン・ミュンヘンをはじめ、少なからず不安要素を抱えているビッグクラブとは対照的に、国内で異次元の強さを誇っている。ここまで公式戦10戦全勝とクラブ史上最高のスタートを見せているとともに、CLでも全く危なげない戦いぶりを披露している。ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドもイタリアサッカーへの適応を見せおり、視界は良好だ。