代表チーム アルゼンチン代表

マラドーナ、次期アルゼンチン代表監督巡る国内報道に不満抱く

 アルゼンチンの“英雄”ことディエゴ・マラドーナ氏は次期アルゼンチン代表監督候補に自分の名前が挙がっていないことに不満を抱いているようだ。8日、イタリアメディア『フットボール・イタリア』がこれを伝えている。

 アルゼンチン代表はワールドカップ・ロシア大会で辛うじてグループステージ突破を果たしたものの、ベスト16のフランス戦で3-4と敗れ、大会を後にした。また本大会期間中にホルヘ・サンパオリ監督と一部選手の間で起用法を巡り対立が起きていると複数メディアによって報じられると、帰国後にアルゼンチンサッカー協会(AFA)は同監督の解任を公式発表。ただ後任は現時点でも決まっていない。

 その中、マラドーナ氏は無給でもアルゼンチン代表監督就任を希望していることを明かしているものの、周囲からは同氏の監督就任の可能性がそこまで報じられていないようだ。

 これについてマラドーナ氏は「アルゼンチン代表に対してリスペクトを抱いているからこそ、一部のジャーナリストが監督候補に私の名前を含んでいないことに困惑していると言いたい」とコメント。そして同氏は続けて「アルゼンチンの新聞では僕が代表監督候補として考慮されていないことが悲しい、ただこれがアルゼンチンのスポーツジャーナリズムである」と語っており、アルゼンチン国内の報道に対する不満をぶちまけている。

 ロシアW杯を最後に河北華夏のMFハビエル・マスチェラーノが代表引退を表明しているほか、バルセロナのFWリオネル・メッシも去就を明言しておらず、混迷を極めるアルゼンチン代表の立て直しは果たして誰に託されるのだろうか。