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メルボルン・ビクトリー加入の本田圭佑「オファーは想像していなかった」

 Aリーグ(オーストラリア1部)に所属するメルボルン・ビクトリーへの加入が正式決定した元日本代表FW本田圭佑は、獲得オファーが届いたことに驚いていたようだ。6日、クラブが設けた記者会見の場で明らかにしている。

 本田の去就を巡っては、ワールドカップ・ロシア大会への出場を果たした後、本田の代理人や選手本人が水面下でメルボルン・ビクトリー首脳陣と交渉を行っていたことが明らかになっており、新天地決定が秒読み段階に入っていた。そして日本時間6日午前にメルボルン・ビクトリーが同選手の獲得を公式発表している。

 本田はメルボルン・ビクトリーの入団会見にて「メルボルン・ビクトリーへ加入することができて本当に幸せだ。クラブが僕の獲得に興味を示していることを知ったのはワールドカップが終わってから1週間後のことだった。僕は新たな挑戦をすることが本当に大好きだ」と獲得オファーが届いたタイミングについて言及。

 また同選手は「僕にオファーが届くなんて予想していなかったよ。僕の兄(代理人を務める本田弘幸氏)がワールドカップ終了後、メルボルン・ビクトリーが興味を示していると僕に連絡してくれた。僕のフットボールキャリアの中でオーストラリアでプレーすることは考えもしていなかったので、驚いたし信じられなかった」と今回の獲得オファーが自身が想像していなかったものであることを明かしている。

 メルボルン・ビクトリーの印象については「メルボルン・ビクトリーはここ13年間に渡り、Aリーグで最も成功を収めている。このような素晴らしいクラブの一員となれて誇りに感じている。ケビン(・マスカット)(メルボルン・ビクトリー指揮官)と話した時、彼は並々ならぬ情熱を持っていた。彼の情熱が今回の僕の決断を後押しした」と加入を決断した理由と併せて語っている。

 そしてメルボルン・ビクトリーのファンに対しては「はじめまして。オーストラリアで最も優れたクラブであるメルボルン・ビクトリーに加入したことは非常に名誉だし、幸せだ。できるだけチームの勝利に貢献することに自信を持っている。常にベストを尽くすよ」とメッセージを残した。