明治安田生命J1リーグ第20節川崎フロンターレ対横浜F・マリノスが5日に等々力陸上競技場で行われた。
神奈川に本拠地を置く両チームが対戦する“神奈川ダービー”は、過去29回の対戦で12勝5分12敗と全くの互角。通算30回目のダービーは勝ち越しをかけた戦いとなった。
前半立ち上がりは横浜FMが攻勢を強め、コーナーキックを4本獲得。しかし、中村憲剛、家長昭博らを中心に川崎Fが中盤でボールを回しながら試合を支配。川崎F攻勢で迎えた前半34分、川崎Fが中盤でボールを回しのテンポを変化させる。守田が中盤からスルーパスを送ると、家長がSBとCBの間から抜け出し、グラウンダーのラストパスを中央へ。これをゴール手前に走り込んだ小林がダイレクトで合わせると、ゴール右上に突き刺さり、先制に成功した。
前半38分、前半47分にも川崎FがGKと1対1になるチャンスを迎えたものの、飯倉大樹が2本ともビックセーブでゴールを許さず。1-0のまま川崎Fがリードしてハーフタイムを迎えた。
後半に入ると完全に川崎Fが試合の主導権を握る。後半26分、中村憲剛が左サイドからペナルティエリア付近の小林へ鋭いラストパス。小林はGKとの1対1を冷静に制し、左足でゴールネットを揺らした。
試合はこのまま終了。通算30回目の神奈川ダービーは自力の差を示した川崎Fが2-0で勝利を飾った。通算成績でも13勝5分12敗と横浜FMに勝ち越す結果となった。
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