代表チーム ウルグアイ代表

仏代表グリーズマン、「第2の祖国」のウルグアイ大統領から招待状届く

 

ウルグアイのタバレ・バスケス大統領はアトレティコ・マドリードのフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンに対して同国への招待状を贈ったようだ。19日、スペイン紙『マルカ』がこれを伝えている。

ワールドカップ・ロシア大会で1998年の自国開催以来となる2度目の優勝を果たしたフランス代表は準々決勝でウルグアイ代表と対戦していた。この一戦では、試合前にグリーズマンがウルグアイ代表を「第2の祖国」と称賛し、「ウルグアイはアトレティコのようだ。時間をうまく使い、審判にプレッシャーをかける。我々はその戦いに慣れないといけない。試合は厳しいものになるし、相手の守備陣にうまくプレッシャーをかける必要がある」と自身が所属しているアトレティコ・マドリードに重ねるように最大級の警戒心をあらわにしていた。

また同選手はこの重要な一戦で1ゴールを決めているものの、ゴール後に喜ぶ素振りを見せなかったことについて「ゴールセレブレーションを行わなかったのは、自分がプロ選手としてキャリアを始めた時にウルグアイ人たちに助けられたからだ。彼らはフットボールの良いことも悪いことも教えてくれた。このことに敬意を表してゴールを祝うのは適切じゃないと思ったんだ」というコメントを残すなど、ウルグアイ代表に対して多大なる敬意を払っていた。

そしてこのグリーズマンの言動はウルグアイのバスケス大統領の目にも留まり、同大統領はグリーズマンに対して直接招待状を贈った模様。どうやらこの招待状には「彼がW杯の記者会見にてウルグアイの国旗を身にまとったジェスチャーに感謝している。その彼を国に迎え入れることは非常に名誉なことだ。我々はウルグアイとフランスの繋がりをより強固なものにし続けることができると信じている」というコメントが添えられていたようだ。

ワールドカップという特別な舞台で対戦相手に対して敬意を払う態度を示したグリーズマンは、ひとりのフットボーラーとして、そしてひとりの人間として多くの人々から称賛されることだろう。