ラ・リーガ アトレティコ・マドリード

サガン鳥栖、アトレティコからF・トーレス獲得を公式発表

 サガン鳥栖が10日、アトレティコ・マドリード退団を発表していた元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスの獲得を公式発表した。

 トーレスは2014年12月末に幼少期から過ごしプロキャリアをスタートさせたアトレティコに電撃復帰を果たすと、ここ数シーズンにおける不調がまるで嘘であるかのように鮮烈なパフォーマンスを披露していた。ただ今季は公式戦で先発出場がわずか13試合にとどまるなど出場機会は減少すると、4月上旬に今夏クラブ退団が公式発表されると同時に、来季以降の現役続行を明言していた。

 その後、トーレスはアトレティコの一員としてヨーロッパリーグ(EL)のタイトルを手に入れると、5月20日に本拠地・エスタディオ・ワンダ・メトロポリターノで行われたラ・リーガ最終節・エイバル戦では2ゴールを挙げ、有終の美を飾っていた。

 なお同選手の去就を巡っては、移籍先としてサガン鳥栖の他にも中国やアメリカ・メジャーリーグサッカー(MLS)などが候補に挙がっていたものの、この日開かれた記者会見で新天地として鳥栖を選択したことが明らかになった。

 現在Jリーグ第15節を終えて降格圏内の17位に沈むサガン鳥栖ではあるが、後半戦での巻き返しを図るべくトーレスが“エル・ニーニョ(神の子)”という愛称に相応しいパフォーマンスを披露してくれるのか、ファンからの大きな期待を一身に背負うこととなりそうだ。