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バイエルン、CLレアル戦でロッベンなど負傷者続出で決勝進出へ暗雲

 バイエルン・ミュンヘンは日本時間26日未明に行われたチャンピオンズリーグ(CL)準決勝1stレグ・レアル・マドリード戦で元オランダ代表FWアリエン・ロッベンをはじめ複数の負傷者を出す事態となっている。26日、米メディア『ESPN』やドイツメディア『ビルト』などがこれを報じている。

 ロッベンは開始直後の3分、右サイドからドリブルで仕掛け、ブラジル代表DFマルセロとの競り合いからクロスを入れた際に左ももに筋肉系の問題を抱え、ピッチに座り込むとそのまま6分に交代を強いられる。またボアテングは32分に鼠径部(そけいぶ)を痛めてピッチを後にすると、75分にもハビ・マルティネスが脳震とうのため途中交代に。結局バイエルンはフィールドプレーヤーの負傷により3枚の交代カードを全て使い切らざるを得ず、厳しい試合展開を強いられた。

 ユップ・ハインケス監督は試合後、この3選手について「ロッベンは(怪我の状態は)そこまで悪くないと思っている。ボアテングは筋肉系の問題であるため、チームから離れることになるだろう。ハビ・マルティネスはこめかみを強打し、脳震とうを起こしたようだ」とコメント。ロッベンに関しては来週なかばに控えるCL準決勝2ndレグ・レアル・マドリード戦出場へ楽観視しているものの、ボアテングに関しては戦線離脱を強いられるという厳しい見方を示している。なお、この3選手に関しては試合翌日に改めて詳しい検査を行う予定だ。

 バイエルンはこの一戦に臨む前もDFダビド・アラバやチリ代表MFアルトゥーロ・ビダルなど複数の主力選手が負傷離脱している。敵地エスタディオ・サンティアゴ・ベルナベウでのリターンマッチに向けてこれ以上負傷者を出す事態になると決勝進出は非常に厳しいものになるかもしれない。