ラ・リーガ バルセロナ

バロンドール主催側がイニエスタに対して異例の謝罪

 フランス・フットボールはバルセロナに所属するスペイン代表MFアンドレス・イニエスタに対して、1度もバロンドーラーに選出しなかったことを謝罪したようだ。25日にスペイン『マルカ』など複数メディアが報じた。

 フランス語で“黄金の球”を意味するバロンドール。1956年にフランスのサッカー専門誌であるフランス・フットボールが創設し、全世界のサッカー選手を対象に年間最優秀選手として相応しいとされた選手に対して贈られる賞である。

 このバロンドールは、2008年からレアル・マドリードに所属するポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドとバルセロナに所属するアルゼンチン代表FWリオネル・メッシのどちらかが受賞するということが続いている。そんな中、フランス・フットボールはイニエスタに対して“ごめんなさい、アンドレス”という題名で以下のように、異例とも言える謝罪文を発表した。

「イニエスタはチャンピオンになるためには賢さが最も重要であることを証明してきた。彼は縁の下の力持ちである。彼のその他人を思いやる心が受賞を遠ざけている。彼の名が受賞者リストに載っていないことは非常に辛いことである」

 バルセロナやスペイン代表で数々のタイトルを獲得してきた同選手は、まもなく自身の去就についての発表をすると言われている。記録ではなく、記憶に残る活躍を披露してきたイニエスタの今後に注目が集まる。