シント=トロイデンVV(STVV)所属の元日本代表MF香川真司(33)は、昨年11月から負傷により戦線離脱。現地メディアが今季限りでの退団の可能性を指摘する中、今月3日にチームへ再び合流しているが、復帰まで時間を要するようだ。ベルギー紙『Het Belang van Limburg』が報じている。
香川真司は今年1月にSTVVへ加入すると、経験豊富なベテランとしてチームをけん引。今季は日本代表でチームメイトだったFW岡崎慎司(36)と共闘。ここまでベルギー1部リーグ12試合の出場で2ゴールを挙げていたが、慢性的な痛みを抱えていた足の手術を行うために昨年11月2日からチームを離脱。昨年12月まで日本国内に滞在していた。
しかし『Het Belang van Limburg』によると、香川真司は今月3日の練習からSTVVに再合流したとのこと。「香川真司は(チームメイトや関係者と)たくさんハグと握手を交わした。時差ぼけもほとんど気にならないようだった」
「彼はすぐにピッチに立つための準備をしているが、この日は個別メニューに取り組むことが多かった」と同選手の様子をリポートすると、「香川真司にとって、(今月8日開催の)スタンダール戦はまだ選択肢にはないだろう。この日本代表選手がリスクを冒すことはない」と復帰を急がないとの見解を示した。
なお香川真司の現状について、STVVのベルント・ホラーバッハ監督は先月25日に「彼のサッカー選手としてのクオリティに疑いの余地はない。そのクオリティを発揮できるようにトップフォームに戻るチャンスを与えたいし、彼があまりに早く(練習を)再開するのを防がないといけない」と語っていた。
ただ一方で『Het Belang van Limburg』は香川真司とSTVVの契約期間が今年6月までであることを指摘した上で、同選手が今季中に復帰することなく、契約満了により今季限りで退団する可能性があると主張していた。
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