明治安田生命J1リーグのFC東京に所属していた日本代表DF渡辺剛(24)は、ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)のKVコルトレイクへ完全移籍している。その渡辺剛は今後、右サイドバックでポジション争いを演じる可能性があるようだ。20日、ベルギー紙『ヘット・ラーツテ・ニウス』が伝えている。
同選手はFC東京の下部組織や山梨学院大学附属高校、中央大学をへて、2019年にFC東京へ入団。プロ1年目からJ1リーグで20試合に出場すると、翌2020シーズンから副キャプテンに就任。2021シーズンにはセンターバックのレギュラーとしてリーグ戦27試合でピッチに立つと、昨年12月28日にKVコルトレイクへの完全移籍が正式決定。KVコルトレイクと3年半の契約を結んでいる。
そんな渡辺剛は14日に行われたジュピラー・プロ・リーグ第22節・KAAゲント戦で早速デビュー。右サイドバックのポジションでフル出場を果たしたが、チームは2-2の引き分けに終わっている。また、22日開催の第23節・オイペン戦ではセンターバックを本職とするフランス人DFリュカ・ルジョー(27)が右サイドバックのポジションでフル出場。渡辺剛が90分ベンチで戦況を見つめる中、チームはまたしても勝ち点1の獲得にとどまっている。
その中、KVコルトレイクの指揮官は『ヘット・ラーツテ・ニウス』のインタビューに対応。スタンダール・リエージュへ移籍したDFジル・デワール(25)にかわる右サイドバックのレギュラー候補を聞かれると「ジル・デワールという重要な選手がチームを離れ、右サイドバックの代わりがまだいない。ツヨシはゲント戦でプレーしたけど、あのポジションでセンターバックとしては十分な働きを見せていた。リュカは、あのポジションで踏ん張れることをすでに証明している」と語った。
FC東京在籍時までセンターバックとしてプレーしていた渡辺剛は、KVコルトレイクでしばらくの間ルジョーと右サイドバックの定位置を巡って争うことになりそうだ。
コメントランキング