大分トリニータは20日、明治安田生命J1リーグ第36節・鹿島アントラーズ戦でドローに終わり、J2降格が決まっている。その中、清水エスパルスに所属するFW藤本憲明(32)の大分トリニータにむけたメッセージが反響を呼んでいる。
大分トリニータは昨季終了後に複数の主力選手が退団。戦力が整わない中で今季開幕を迎えると、3月中旬から4月下旬にかけてリーグ戦7連敗をスタートダッシュに失敗。9月以降はJ1残留争いのライバルである湘南ベルマーレやベガルタ仙台、徳島ヴォルティスとの対戦で勝ち点を獲得するなど善戦。アウェイでの鹿島アントラーズ戦でも勝ち点1を獲得したものの、J1残留圏の16位清水エスパルスがサンフレッチェ広島相手に勝利したため、J2降格が決まった。
一方、藤本憲明は2018年に鹿児島ユナイテッドから大分トリニータへ完全移籍。加入1年目にJ2リーグで2桁ゴールをマークするなど、6年ぶりとなるJ1昇格に貢献。2019シーズンもJ1リーグの舞台で活躍していたが、同年8月にヴィッセル神戸へ完全移籍。その後は、ヴィッセル神戸でレギュラーに定着できず、今年8月に清水エスパルスへレンタルにより加入している。
そんな藤本憲明は23日にSNSを更新。古巣の大分トリニータがJ2へ降格することについて「自分もこのチームが大好きで、街も、食も、なにより最高で最愛のサポーターが好き、誰も下を向いてない、もう1度昇格の喜びを!」とエールを送るとともに、大分トリニータのゴール裏の前で背番号「10」のユニフォームを身にまといポーズをとる自身の姿をアップしている。
これには大分トリニータのサポーターから「帰って来て!」、「ありがとう!」、「カッコイイ!」というコメントが数多く寄せられている。古巣への思いが強い藤本憲明だが、今季残り2試合で清水エスパルスをJ1残留に導くことも期待される。
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