明治安田生命J1リーグの川崎フロンターレに所属するブラジル人MFジョアン・シミッチ(28)は、今季限りで退団する可能性があるようだ。7日、ブラジルメディア『UOL』が伝えている。
シミッチはセリエAのアタランタやプリメイラ・リーガ(ポルトガル1部)のリオ・アヴェに在籍した後、2019年に名古屋グランパスへ加入。マッシモ・フィッカデンティ監督のもとで2シーズンにわたりプレーすると、昨季終了後に川崎フロンターレへ完全移籍している。
同選手は今季のJ1リーグ開幕前、富士ゼロックススーパーカップのガンバ大阪戦でいきなりスタメンに抜てきされると、リーグ戦でも今年8月まで23試合に先発出場するなど、中盤のレギュラーに定着していた。しかし、9月以降はYBCルヴァンカップ・準々決勝の浦和レッズ戦で2試合ともに先発出場したものの、先月22日開催の第32節・鹿島アントラーズ戦を最後に出番がない状況となっている。
その中、『UOL』は「彼はブラジルからの『帰ってきてくれ』という誘いにオープンだ」と報道。オファーの有無には言及していないものの、今冬母国復帰の可能性があると主張している。また、シミッチと川崎フロンターレの契約は今季終了後に満了を迎えるとのことだ。
なお、川崎フロンターレは元ブラジル代表FWレアンドロ・ダミアン(32)にも退団の可能性があった。しかし、同選手はメジャーリーグサッカー(MLS)やUAEの複数クラブからオファーが届く中、川崎フロンターレとの契約延長に応じることが濃厚になったと伝えられている。
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