ギリシャの強豪PAOKテッサロニキに所属する元日本代表MF香川真司（32）は今冬移籍が噂されているが、強豪パナシナイコスとの直接対決で突如メンバー入りしたことが現地で話題になっているようだ。6日、ギリシャ『sportime』など複数メディアが伝えている。
香川真司は先月12日開催のギリシャ・スーパーリーグ（ギリシャ1部）開幕節・PASヤニナ戦で先発出場した際、60分に迎えた決定機でシュートを外すと、直後の61分に途中交代。PAOKは格下相手に0-1と敗れ、試合後には現地メディアが同選手のパフォーマンスに厳しい評価を下していた。その後、同選手は引き続き全体トレーニングに参加しているものの、公式戦全試合でメンバー外となっていた。
その中、PAOKは7日に控えるギリシャ・スーパーリーグ第9節・パナシナイコス戦の遠征メンバーを発表。『sportime』の報道によると、トップ下でレギュラーに定着しているブラジル人MFドウグラス・アウグスト（24）をはじめ4選手がコンディション不良のためメンバー外となった関係で外国人枠に空きが生まれたとのこと。ラズバン・ルチェスク監督はドウグラス・アウグストの欠場もあり、トップ下を本職とする香川真司をベンチ入りさせる決断を下したという。
なお、香川真司の去就を巡っては、明治安田生命J1リーグのセレッソ大阪へ復帰する可能性が伝えられているが、現時点ではオファーが届いていない模様。ただ、選手サイドはあくまでも欧州でのプレー続行にこだわる姿勢を見せており、欧州クラブからオファーが届かない場合はメジャーリーグサッカー（MLS）挑戦も視野に入れていると伝えられている。
去就不透明で注目を集める香川真司だが、突如として訪れたチャンスをものにすることができるのだろうか。
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