ギリシャの強豪PAOKテッサロニキに所属する元日本代表MF香川真司(32)は、Jリーグ復帰が噂されている。その中、ギリシャメディア『sportime』は30日、明治安田生命J1リーグのセレッソ大阪復帰にむけての問題点を指摘した。
香川真司は先月12日開催のギリシャ・スーパーリーグ(ギリシャ1部)開幕節・PASヤニナ戦で先発出場した際、60分に迎えた決定機でシュートを外すと、直後の61分に途中交代。PAOKは格下相手に0-1と敗れ、試合後には現地メディアが同選手のパフォーマンスに厳しい評価を下していた。その後、同選手は引き続き全体トレーニングに参加しているものの、公式戦全試合でメンバー外に。PAOKは30日開催の第8節・アポロン戦で勝利しているが、この試合でも香川真司はベンチ外となっていた。
また、ギリシャ国内の複数メディアが伝えるところによると、選手サイドとPAOKの契約は来年6月まで残っているものの、PAOKは今冬の移籍ウィンドウで香川真司の後釜確保に向かうとのこと。同選手がラズバン・ルチェスク監督の構想から外れているほか、同選手の獲得に興味を示している欧州クラブが存在しないと伝えられている。
その中、『sportime』は一部の日本メディアの報道を引用する形で「セレッソ大阪が来年1月の移籍ウィンドウでPAOKからカガワを獲得する準備ができている」と主張。ただ、セレッソ大阪は同選手をフリーで獲得することを望んでいるため、PAOKが少額の移籍金を要求する場合には獲得を諦める可能性があるという。また、現時点でセレッソ大阪はPAOKに対して正式なオファーを提示していないようだ。
これまで欧州でのプレー続行にこだわってきた香川真司だが、PAOKで飼い殺し状態となる中、はたして古巣復帰は実現するのだろうか。
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