エイバルからニューカッスル・ユナイテッドに復帰した日本代表FW武藤嘉紀は、現在ニューカッスルのプレシーズントレーニングに参加している。同選手はJリーグ復帰が噂されているが、ここにきてギリシャへ移籍する可能性が出てきたようだ。25日、ギリシャメディア『Spor time』が報じている。
現在29歳の武藤嘉紀は、昨夏にニューカッスルからラ・リーガのエイバルへ1年レンタルにより加入。2020/21シーズンは15試合の先発出場にとどまったほか、今年3月から1カ月以上にわたりベンチ外となると、シーズン終了後にレンタル期間満了による退団が公式発表され、ニューカッスルに復帰している。
また、同選手はニューカッスルとの契約を来年6月まで残しているが、当初はスティーブ・ブルース監督の構想から外れており、今夏放出の可能性があると伝えられていた。しかし、現時点で他クラブからオファーが届いていないこともあり、本人は今月6日から始まっているプレシーズントレーニングに参加。19日に行われたEFLリーグ2(イングランド4部相当)のハローゲート・タウンとのトレーニングマッチでは、途中出場を果たしていた。
今夏退団が噂される身長193cmのFWアンディ・キャロルがプレシーズントレーニングに合流していないこともあり、武藤嘉紀に多くのチャンスが巡って来る可能性が伝えられていた。しかし、明治安田生命J1リーグのヴィッセル神戸やFC東京が武藤嘉紀の獲得に興味を示している模様。くわえて、ギリシャ1部のアリス・テッサロニキが選手サイドにコンタクトをとったという。
なお、アリス・テッサロニキは過去に国内リーグで3度、国内カップ戦で1度優勝しているが、1971年以降はタイトルから見放されている。しかし、2020/21シーズンのリーグ戦で首位オリンピアコスから16ポイント差を付けられたものの、勝ち点51を獲得して2位で終了。元日本代表MF香川真司が所属するPAOKとはライバル関係にある。
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